ローソン釧路貝塚3丁目店

チョークアートが町の話題に

店の入り口に立てかけられた黒板に描かれた鶴の絵がひと際、目を引きます。「マチカフェ」のカウンター回りにはコーヒー豆やジャスミンカフェなどのメニューを描いた黒板もあり、「このチョークアート、いったい誰が描いたの?」と、気になります。

チョークアートを描いているのは、2018年からこの店で働く釧路出身の佐々木沙代さん(42歳)です。実は彼女、ただの店員さんではありません。ローソンが行っている、マチカフェや接客など4部門ごとに優秀なスタッフに与えられる社内資格「グランド・ファンタジスタ」の一人なんです。

淹れたてコーヒー「マチカフェ」の10周年を記念した全国コンテストでは、手渡しでお客さんにお出しする一杯のコーヒーを描いたチョークアート(佐々木さんが持っているのがその作品)が評価され、全国から集まった約100人の頂点に輝きました。

もともと工作をしたり、絵を描くことが得意な佐々木さんの才能を見込み、オーナーから店内POP を自由に作らせてもらったことがきっかけとなり、佐々木さんはチョークアートで「マチカフェ」のメニューを描き、コロナ禍の釧路の人たちへの「癒し」として、地元のアイコンである鶴の絵を描くことにしたそうです。

「鶴の絵は12色のチョークを塗り重ねながら、2日がかりで12時間もかかりましたが、絵を見たお客さんがとても喜んでくれて、それなら四季に応じた草花を替えて、お客さんへのあいさつ代わりにと描き続けてるんです」

毎週3日(火・水・金)のお昼までの勤務ですが、「お店は”自宅”と同じと考え、おもてなしの心で空間作りしています」とあって、佐々木さんの描いたチョークアートは毎日、温かくお客さんを迎えています。

「でも、家で描いていても、うちの夫は全く興味なし。応援してくれるのは3人いるうちの一番下の子だけなんですよ(笑)」

Basic Information

住所釧路市貝塚3丁目4-24
電話0154-42-3611
営業時間24時間営業
定休日なし

写真出典:カーヴィ

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